ピアノの練習は3時間?6時間?

京都ゆうこサロンピアノ教室

 

ショパンは「ピアノの練習は1日3時間で、疲れたらその都度休むように」と言い、リストは「重いピアノで1日6時間」と言いました。

 

リストが「ピアノのパガニーニになる!」と言ったパガニーニとは、ヴァイオリンの技巧のあまりのすさまじさのために「悪魔に魂を売った」と言われた人です。リストもあまりにすごい演奏に「指が6本ある」と言われたほどの人でした。

 

そのリストが「重いピアノ」というのは、重い鍵盤のピアノのことです。日本でも、昭和の頃は重い鍵盤で練習するのをよしとした人もいました。また、「腕立て伏せ」ならぬ「指立て伏せ」でトレーニングした人もいたとか。怖すぎます・・。

 

長くピアノを弾くためには、指を大切に、腱鞘炎や関節痛にならないようにすることが大切です。また、人間の感覚というのはいい加減、ということも知っておく必要があります。

 

鍵盤が重く感じるとき、物理的に鍵盤が重い、ということもありますが、音色や響きが影響して重く感じるということがあります。ピアノの発表会など、自分のピアノでない場合は、あきらめるしかありませんが、自分のピアノを購入する際は、そのピアノで自分が求める音楽を表現できるかどうかを考えましょう。